2018年9月6日。突如として北海道地方を襲ったあの地震から早1年が経とうとしています。被災して感じたことや、時が経ち気づいたことなどを書き留めていきます!
変わったこと
当時の状況や、その時感じたことはコチラに記録しています。
私自身が、最大震度を観測した地域の隣町に住んでいました。あの時の恐怖は忘れられません。時間の流れとは残酷で、どんなに大きな事件や事故も過去のものになっていきます。しかしこういった災害は地震大国日本に住んでいる以上、つきまとう問題です。
あれから1年。私個人の中で変化したことを2点ほど取り上げてみました。
買いだめをするようになった
まず、食料の在庫を確保しないと怖くなってしまいました。これは完全に無意識で、冷蔵庫に何もなかったりガソリンがなくなると少し危機感を持つようになりましたね。当時はコンビニもスーパーもからっぽでしたからね。
↓セーコマの様子をまた貼っときますね

普段はあんなに美味しい惣菜パンや甘いパンがたくさん並んでいるセイコーマート。買い占められていて何もありませんでした。こんなことがあるので、いつおきても食事だけは取れるようにしておかないとな〜。と思いました。特に保存のきくカップラーメンやレトルト食品が多いですね。
田舎でこれですからね。
都会のコンビニは一瞬でしょうね…
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地震に敏感になった
当時の感覚を今でももちろん覚えています。鮮明に、です。どういう揺れだったか?どんな状況に陥ったか。自分はその時どういう行動をとったのか。衝撃的な出来事って、写真を切り取るかのように忘れられないです。
その感覚がトラウマになったのか、
あの”ドドド…”という地響きのような轟音が怖くなりました。そして震度1や2でも敏感に反応するように。余震の影響からでしょうか、いやなトラウマです。
イメトレをするようになった
これは良い変化なのかもしれません。あれから、自分がいる現在地付近を確認したりするようになりました。(私だけかな?(笑))
確認って例えば「今この場所に大きな地震が来たらどこに避難すべきだろう」とか「ここは災害時に危険ぽいなぁ」とかです。
自然災害はいつ起こるかがわからないから怖いのです。
自分のよくいく場所や行う作業なんかを振り返ってみると良いイメトレになりますよ。備えとは起こってからではなく、災害が来る前にするものですからね。当たり前ですが…

他人事ではない
”正常性バイアス”という心理学用語があります。
災害時の人間の心理状態を表していますので、よければ以下記事も参考までに。
https://djyakiimo.work/earthquake
自然に絶対はない
私はそれまで、『さすがに私の地域にデカイ地震はこないだろう〜』と高をくくっていました。本当にお恥ずかしい話ですよね。でもそのまさか、です。
あぁ、他人事ではないんだなというのが身にしみました。
いざ自分がその立場になってみないとわからないこともあります。これだけは伝えたいです。もう一度繰り返します。”他人事ではない”ということ。
恐怖心をあおりたいわけではありませんが、本当に何が起こるかわからないです。「私は大丈夫」なんて概念は今その場ですぐに捨てて欲しい。被災して感じた教訓は私にとってこれが一番大きいかもしれません。自然災害に絶対100%はまずありえませんからね。
携帯ラジオは防災必須
いつどこで誰といるか?
前述したように災害の恐ろしい所は、予測ができないということ。
「いつ」「どこで」「誰と居る」ときに起こるかわからないんです。
旅先かもしれない。家事の真っ最中かもしれない。寝てるかもしれない。病気で苦しんでいる時かもしれない。

災害がおきた時のシチュエーションでどう動こうか考えたことがありますか?
日頃から防災意識と他人事ではないという思いを抱いていれば行動はすぐにとれます。だからこそ”意識”や”イメージ”が大切なんです。
物理的な防災と、心理的な防災。どちらも欠けてはならないですね。
まとめ
しかし北海道は元気ですよ!幸いしたのは、この土地柄なのかなとも思います。穏やかでどんと構えている道民性。ブラックアウトなど誰しもが初めて体験したであろう災害でしたが。今もなお乗り越えようとしている人、地域はあります。
私は生まれ育ったこの北海道というロケーションが大好きです。アナタの街も、それを守るためにも。
数々の防災の教訓を頭の片隅においていただければ幸いです。