誰しも一度は悩みを抱えるもの。
人間生きていれば本当に色々なことが起こりますからね。誰かに打ち明けたい…そんな時、アナタは誰に相談しますか?
心理学を交えて「悩み」「相談相手」についてピックアップです!

目次
ストレス社会の現代
皆どんな悩みを抱えてる?
- 健康…病気、持病など
- お金…借金、資産管理など
- 職場・仕事…人間関係、パワハラ、転職など
- 性格…周囲との関係、精神的弱さなど
- 子育て・教育…出産、育児、進学など
多いのが「健康」「お金」関連でしょうか。人の生活に直接関わる部分が悩みに直結していると考えられますね。
次に多いのが「仕事」関連。生きていくには働かなければいけないので、この分野も年々増えてきているジャンルだと思います。
ちなみに欧米では、国民の抱える悩みの約6割がワークライフバランスにあると言われているそうです。日本の悩みと異なるのは、健康や人間関係・自己の性格などのジャンルはあまり多くないこと。真面目な日本人に対し、個を尊重するアメリカではこの結果は当たり前なのかもしれませんね。



一人で抱えてしまう人も多い


「周囲にこんなこと言えない…」「自分で解決したほうがいい」など、自分一人で抱える人が多いのも現状です。もともと日本人は”人に迷惑をかけない”という概念が根本に多いのが特徴。「皆大変なんだから、こんなことでつまづいてはいけない」という姿勢が自らを苦しめている要因かもしれません。
しかし、この真面目さがゆえに身も心も崩れている人がかなり多いです。うつ病を発症したり、最悪のケースでは自ら命を経つ方も少なくないのです。もし誰かに相談していたら。何か状況が変わったかもしれません。
一人で抱え込む必要はない。崩れる前に誰かに相談しよう!



心理学的な背景
アメリカの社会心理学者スタンレーミルグラム氏による。顔は知っているが、深い関係ではない人物のことを指します。例えば、
- 散歩途中でよく会話する知人
- いきつけのお店の店員さん
- 趣味や職場などで交流する立場の違う顔見知り
自分や相手も過去や経歴、職業や家族構成などパーソナルな部分を知らないけれどよく会話をするような人物のことですね。この記事でいう所の『顔見知りの他人』とはこのような裏付けがあります。
相談するなら”他人”のワケ
理由①距離感


悩みというのはできるなら狭い範囲内で解決したいもの。事を大きくしてそもそも問題を知られてしまったり、さらに大きな問題に発展するなんてことは避けたいですよね。
そこでキーになるのが”距離感”です。
信頼できる人間に相談するのは一番ベストですが、そうもいかない場合。仲が良い分マイナス面を見せたくない時にこの「他人の距離感」がうまく作用します。親密であればあるほどに、相手は自分を心配します。
しかし、そこまで深入りしない顔見知りならば親身にはなれど自分(相談相手)の中での重要度は低いのです。なぜなら家族でも友達でもないから。
こちらとしても気が楽ですよね。
理由②内情を知られずに済む
私が実際に実践してみた方法があります。それは、匿名で相談を持ちかけることです。
あたかも悩んでいるのは「自分ではない」という設定にしてみる。
仲良しの友達ならすぐにバレますが、一定の距離感がある人間なら交友関係も知られていないはず。自分の悩みを相手の知らない人物の悩みに置き換えて相談してみる。少し姑息な気もしますが(笑)言いにくいときにピッタリの方法ですよ。
そうでなくストレートに持ちかけたとしても、詳しい人物名などは出さずに話せばある程度のプライバシーは保たれます。”Aさん””Bさん”と仮名で関係性を説明するのも良いでしょう。
あまり相手に深入りされずに済むのも心置きなく相談できる理由なのです。
理由③いつでも相談できる
その”気軽さ”もメリットのひとつです。
信頼できる友人が近くにいなかったり、いつも相談していた人物が遠ざかってしまったりすることもあるかと思います。しかし、顔見知り程度の人間なら生活圏内に一人は存在するはずです。
さらに顔見知りの他人なら連絡先を交換していないでしょうから、プライベートに入り込む隙もないわけです。本当にサラッと悩みを打ち明けて、相手としてもサラッと返してもらう。話し相手の延長で、という感じの気軽さが吐き出す糸口にもなるんですね。
意外に『こんな簡単に考えても良いのか』とスッと心がラクになったりもします。
デメリットとして適当にあしらわれることもあるかもしれませんが、その場合は人を変えましょう。(笑)
悩みの程度や内容にもよる
ということで相談するならファミリアストレンジャー(顔見知りの他人)が良いとオススメしてきましたが、そうでない場合もあります。
相談全てがこの方法に当てはまるわけではないです。内容がかなり深刻な問題や、口外するとリスクが大きいものなどは浅い関係の人間には言わないほうが懸命でしょう。
重要性の高いものは信頼できる周囲の人に打ち明けるのがもちろん一番です。中身や緊急性なども加味して、今自分は誰に相談したら良いのか?しっかりと見極める必要があると思います。
まとめ
「遠くの親戚より近くの他人」なんてことわざがありますね。いざという時頼りになるのは、もしかすると近くの他人かもしれません。
当然ですが信頼できる人間・信用できる友達や知人の存在は大きいです。
大切にしたいと思う気持ちと、自分の中の悩みレベルを天秤にかけるのはかなり難しい問題。そんなとき、
ぜひ「顔見知りの他人」に頼って解決の糸口へつなげてみてください♫。
アナタの不安やネガティブが晴れますように。
お読みいただきありがとうございました!
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