出社拒否症とは?

いわゆる『大人の不登校』ともいえるこの出社拒否症。
ある日突如として会社に来なくなったり、遅刻が増えたりと会社までの足取りが悪くなることをいいます。
身体的な症状としては、
- 会社に近づくと動悸がする
- 吐き気や息苦しさ
- 頭痛
- ボーっとする
上記のようなものがあります。
抑うつ症状のうちのひとつで、通勤途中で歩けなくなったりすることも。
行こうという意識はあるのですが、ココロやカラダにストップがかかってしまうような状態です。
ひどくなると、うつ状態になり心身ともに不安定になりがちで悪化するおそれもあるといいます。
会社に向かうのに、思うように体や心が作動しない状態を出社拒否症という。
なりやすい人の特徴
ではどうった人が陥りやすいのでしょうか。以下の項目をチェックしてみましょう。
☑真面目で努力家
☑完璧主義
☑人生を仕事にかけている
☑自分の能力を信じている
☑自分にできない仕事はないと感じている
特に、仕事に対してのモチベーションが高くやりがいを感じている人に多いという印象です。
「甘えからきているのではないか」という指摘もありがちなこの出社拒否症。
甘えはおろか、仕事を大切にしすぎるあまり完璧な人間がなりやすいのが大きな特徴です。
仕事熱心で真面目で完璧な人が出社拒否症になりやすい。
原因は?

- 毎日頑張っているのに、思うような成果が残せない…。
- 人間関係がうまくいかない
- 仕事を断れず、業務量が増え続けてしまう
- 残業や自宅へ仕事をもちこんでしまう
このように真面目な人ほどなりやすいこの病。
要するにかみ砕いていうと、”頑張りすぎ”が大きな要因となっているのです。
周囲からの評価を気にしたり、自分の能力を過信してしまっている部分があるかもしれません。
頑張って報われたいと願うのは社会人として素晴らしい意識ですが、逆効果となっては意味がありません。
アクセルとブレーキをうまく使いこなすことが、結果として成功につながるのです。
やみくもに頑張っていても、ベースとなる自分を滅ぼしてしまってはいけないのです。
頑張りすぎている人や、周囲にそういった方を見つけたらまずは一旦ブレーキをかけることを心がけましょう。
多くは職場でのストレスが原因!負荷を減らすコントロールをしよう
対処法は?
会社に無理に行かず、休養をとることが先決です。
そして心療内科を受診するか、カウンセリングを受けるなど専門家の判断を仰ぎましょう。
自分や周囲に感化されて、「もうさすがに仕事に行かなくちゃ」なんて言ってちゃ悪循環。
心も体も休んだら、
しっかりとストレスの根本を自覚し、職場とも相談しながら解決にむかうよう進めていきましょう。
ただの甘えだろうと放置するのは一番厳禁。
心の状態はどんどん悪化し、うつ状態になり仕事はおろか日常生活にまで影響するようになってしまいます。
「会社に行きたくない…。」
「思うように体が動かない」
など、思い当たる点がある人はまずは周囲に打ち明けることからスタートです。
一人で悩まずに、一歩ずつ解決へ足取りを進めていきましょう(^^)。
▼働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト『こころの耳』

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— DJやきいも@心理学&妊活 (@djyakiimo0611) 2019年4月8日
まとめ
働くことは生きることそのものに直結するステージ。
だからこそ長く付き合っていくには、自分のココロとカラダを向き合いながらやっていきたいものですよね。
我慢しすぎて壊れる前に、専門機関に相談したりしてまずはその現状を誰かに伝えることから始めてみましょう!
アナタに合った解決策を一緒に探していけるはず。
現状がすこしでも改善しますように。
この記事が何かの参考になれば幸いです!(^^)

本日の一曲
♪労働讃歌/ももいろクローバーZ